ニキビの万能治療薬、ビタミンC

古くからビタミンCが美白効果の高い成分であることはよく知られていました。しかしビタミンCの肌への効果はそれだけではありません。

◆皮脂分泌の抑制効果:脂っぽさを軽減し、スベスベの肌状態へと導きます。
◆還元作用:ニキビを悪化させる多量に発生した活性酸素を取り込んで、通常の状態に戻します。
◆抗炎症作用:炎症を鎮静化する働きが高く、熱のこもった肌を正常化させます。
◆コラーゲンの生成:皮膚を内側からサポートし、シワやたるみを改善します。ニキビの痕やクレーターの治療をする際に効果を発揮します。

このようにビタミンCは、細胞を結びつけて肌のハリを保つコラーゲン生成にも欠かせず、メラニン色素の生成よくし、抗ウイルス、免疫力のアップ、解毒などのさまざまな働きをします。しかし、体内にとどまる時間が短く、2~3時間で体外に排出されてしまいます。

さらに喫煙習慣のある人やストレスが多い人はビタミンCの消耗が激しいので、たっぷりと摂取しなくてはなりません。タバコを吸わなくても、伏流煙を吸うだけでも消費されるので、喫煙者が多いオフィスで働く人も注意が必要です。

ビタミンCは消化吸収されたら、まず血管や脳や内臓などの生命に関わる部分に優先的に使用され、皮膚は最後、つまりごくわずかしか届きません。そのため、肌に対しての直接的な効果を考えると、皮膚からビタミンCを吸収させることが効率が良いといえます。

ビタミンC自体は、空気や日光に触れると酸化しやすく、非常に不安定な物質です。そのため、化粧品への配合が難しかったのですが、このような欠点を改善したのがビタミンC誘導体です。

ビタミンC誘導体は皮膚の中に浸透すると純粋なビタミンCに変わり、皮膚の中で抗酸化効果やコラーゲンの生成といったビタミンC本来の力を発揮します。ビタミンCの効果は濃度に比例します。

高濃度のビタミンCは、それだけめざましい効果が期待できますが、通常の化粧品に配合されているビタミンCはごくわずかと考えていいでしょう。そのため、皮膚科では、ニキビの治療中やニキビ痕の色素沈着を防ぐために、高濃度のビタミンCを内服薬や外用薬として処方してくれるので、より高い効果が期待できます。

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